2年間ジンバブエに派遣 青年海外協力隊で長谷川さん、鈴鹿市長に抱負 三重

【末松市長に抱負などを語る長谷川さん(右)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、16日から2年間ジンバブエに派遣される鈴鹿市長太旭町の長谷川貴大さん(26)が3日、同市役所を訪問し、末松則子市長に抱負などを語った。

派遣先となるジンバブエのブラヨワでは、日本の中学、高校に相当する中等教育の教員養成校「ヒルサイド・ティーチャーズ・カレッジ」で、体育の実技指導や教育実習生のサポートをする。

長谷川さんは筑波大でスポーツ科学を専門に学び、同大学院在学中に先輩から聞いた同協力隊の体験談をきっかけに、海外で働くことに興味を持った。将来は日本の大学で教員になりたいという夢もあり、今回の参加を決めたという。

来庁した長谷川さんは「(教育実習生らに)スポーツを通して知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力や課題解決能力など社会で役立つ力を養ってもらい、ジンバブエの貢献につなげてもらいたい」と話し、「自分もジンバブエの発展に寄与できるよう2年間頑張る」と意気込みを見せた。

末松市長は「出発までの2週間で体調を整え、頑張ってきてほしい」と激励した。