伊賀市議を暴行、監禁した疑い 4人逮捕、現金強奪 三重

釜井敏行伊賀市議(41)=共産党伊賀市議団=に暴行を加えて監禁し、現金などを奪ったとして、三重県警捜査一課は2日、逮捕監禁と強盗傷人の疑いで、伊賀市などに住む男ら4人を逮捕した。

同課によると、逮捕されたのは、住所不定、無職福田竜雅(20)▽伊賀市ゆめが丘2丁目、自称溶接工木根流風(20)▽津市高茶屋6丁目、土木作業員平本海心(20)▽伊賀市ゆめが丘、無職少年(19)―の4人。

逮捕容疑によると、4人は先月24日午後2時45分ごろ、伊賀市の林道で釜井市議の顔を殴り、刃物を突きつけて現金15万円を強奪。釜井市議を車に乗せクレジットカードなどを奪うなどした疑い。

釜井市議は顔面打撲など全治2週間のけがをした。車に乗せられてから約5時間後に大津市内の公園で解放され、近くのコンビニに助けを求めた。当時、携帯電話は持っていなかったという。

市議は4人のうち少年と知り合いで、林道に呼び出された。同課は4人が「公務に関係ない私的な因縁を付けて犯行に及んだ」と説明。「捜査に支障がある」として、4人の認否は明らかにしていない。

釜井市議は令和3年3月の市議選で初当選し、1期目。先月28日の市議会本会議は「体調不良」を理由に欠席していた。