不起訴の是非再審査 検察審査制度への理解呼びかけ 津の協会がSCで

【買い物客に検察審査会制度への理解を呼びかける参加者ら=津市久居小野辺町のイオンタウン津城山で】

【津】津市などの検察審査員経験者らでつくる津検察審査協会(西村智子会長、会員85人)による街頭啓発が30日、同市久居小野辺町のイオンタウン津城山であった。西村会長(62)=大紀町=ら会員15人が検察審査会制度への理解を呼びかけた。

不起訴処分を再度審査する検察審査会制度の普及啓発を目的に「法の日」(10月1日)の前後に年1回実施している。

参加者は「ふにおちぬ不起訴処分に開く窓」ののぼりを立て、制度を紹介するメッセージ入りのポケットティッシュ1000個と「検察審査会Q&A」のリーフレット500部を来店客に手渡した。

検察審査員は選挙人名簿からくじで選ばれた11人が6カ月間不起訴処分の良しあしを審査する。以前は任期終了者の多くが同協会に入会していたが近年は加入者が減り、一般の賛同者や奉仕団体の支援を受けているという。

西村会長は「一人でも多くの人の泣き寝入りをなくそうと頑張っている。活動していると問い合わせや反応があり支えになっている」と話した。