親子をひき逃げした疑い 三重県警鈴鹿署、84歳男を逮捕

【鈴鹿】三重県警鈴鹿署は28日、自動車運転処罰法(過失運転致傷)と道交法違反(救護・報告義務)の疑いで、鈴鹿市岸岡町、無職水越保之容疑者(84)を逮捕した。

逮捕容疑は27日午後7時25分ごろ、同市南玉垣町の信号交差点で乗用車を運転中、歩いていた近くに住む男性(31)と男性の息子(2つ)に衝突し、2人にけがをさせたが、救護せずに逃走した疑い。

同署によると、親子は頭などを打ったが、軽傷。親が子を抱いて横断歩道を歩いていて、右折してきた容疑者の車と衝突した。通行人から通報があった。容疑者が28日に交通違反の取り締まりを受け、車のフロントガラスにひびが入っていたことなどから逮捕に至った。「事故を起こしたのは分かったが、人とぶつかったとは分からなかった」と容疑を否認している。