基本構想「原案が適当」 鈴鹿市総合計画審が答申 三重

【末松市長に答申を手渡す松田会長(中央)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の同市総合計画審議会(会長・松田裕子三重大学長補佐)は29日、同市役所で、令和6年度から8年間の次期同市総合計画基本構想について「原案が適当である」とする答申を末松則子市長に手渡した。

基本構想では市の将来都市像を「ひとがつながりDXで未来を拓く 最高に住みやすいまち鈴鹿」とし、「鈴鹿に住み続けたいと思う市民の割合」で将来都市像の達成度を測る。目標値は最終年度の13年度に90%と設定する。

さらに、将来都市像を具現化するために、子ども・子育て支援▽健康・福祉の推進―など分野別に6つの「ビジョン」を掲げ、市民と共有する計24項目の「みんなの目標」で達成度を測る。

松田会長から答申を受け取った末松市長は「意見をしっかり受け止め『ひとがつながりDXで未来を拓く 最高に住みやすいまち鈴鹿』の実現に向けて取り組む」と話した。

同審議会は学識経験者や地域団体、公募の市民委員など20人で構成。昨年10月に市の諮問を受け、5回の会合で審議した。

松田会長は「ビジョンは政策に魂を吹き込む重要なもの。今後基本計画をもみ、しっかり作ってほしい」と話した。