特殊詐欺を阻止 鳥羽署 コンビニ2店に感謝状

【國枝署長(右)から感謝状を受け取った池田さん(中央)と奧野店長=鳥羽市鳥羽のファミリーマート鳥羽赤崎店で】

【鳥羽・志摩】特殊詐欺被害を未然に防いだとして、三重県警鳥羽署は27日、鳥羽市鳥羽のファミリーマート鳥羽赤崎店(奧野真希店長)と店員の池田幸広さん(55)、志摩市大王町のローソン志摩大王町畔名店と谷口真矢店長に感謝状を贈った。

ファミリーマート鳥羽赤崎店では4日午後9時半ごろ、80代の男性が電子マネーを購入しようと来店。不慣れな様子から「おかしい」と感じた池田さんが声をかけ、購入理由を尋ねると「電話で5万円分を購入するように言われた」と話したことから詐欺を疑い、警察に通報するよう男性を説得して被害を防いだ。

ローソン志摩大王町畔名店では8日、電子マネーを購入しようとした80代の男性に谷口店長が事情を聞いて購入をやめるよう説得し、被害を食い止めた。

國枝正嗣署長が両店を訪れ、感謝状を手渡した。池田さんは「今後も高額な電子マネーを購入しに来たお年寄りに声をかけるようにしたい」、國枝署長は「皆さんの協力で特殊詐欺被害を防いでもらい、ありがたい。引き続き、被害に遭われそうな方に声をかけてもらいたい」と感謝した。