デジタル商品券の説明会 鈴鹿の公民館3カ所で 来月23日から利用開始

【スマホの操作方法を教わる参加者ら=鈴鹿市平田東町の牧田公民館で】

【鈴鹿】10月23日から利用開始となる鈴鹿市プレミアム付きデジタル商品券「ベルディPay」の利用者向け説明会が28日、市内3カ所の公民館であり、計20人がスマホを使った購入申し込みの手続きや専用アプリのインストール方法について説明を受けた。

20日から始まった1次販売購入申し込みに合わせ、22日から10月3日まで市内22カ所の公民館で順次開催する。

この日は牧田、国府、一ノ宮の3公民館で実施。同市平田東町の牧田公民館では9人が参加し、市から業務委託を受けたJTB三重支店の担当者から、利用開始までの手順を聞いた。

その後、全員がスマホを使って購入申し込みページを開き、自分のメールアドレスを送信し、申し込みを完了させた。慣れない作業に戸惑う参加者も多数おり、担当者らが各席を回って、スマホの操作方法などを教えた。

参加者の山中照信さん(75)=同市若松東=は「昨年は購入しなかったので今回が初めて。普段は電話しか使わないので難しい」、妻の明美さん(65)は「周りの人から便利と聞いて挑戦することに決めた」とそれぞれ話した。

同商品券は原油や物価の価格高騰による市民の経済的負担軽減と市内での消費喚起、市内経済活性化、キャッシュレス化促進が狙い。専用アプリを使用し、店頭のQRコードを読み取って決済する仕組み。同市役所やイオン鈴鹿店に相談窓口がある。

発行は昨年に続き2回目となり、プレミアム率は30%。1人当たりの購入上限額は1万円で、発行総額6億7600万円(額面1万3千円)。