児童ら自然観察と獣害講座 亀山東小 市職員が講師

【児童らに葉や実の特徴を説明する上野主査(左端)=亀山市本町1丁目の市立亀山東小陰涼寺山で】

【亀山】三重県の亀山市生物多様性・獣害対策室は27日、同市本町1丁目の市立亀山東小学校(宇野勉校長)の1年生計65人を対象に、同校グラウンド南側の陰涼寺山(いんりょうじやま)で、「かめやま出前トーク」として「みんなで生き物ウオッチング~知れば知るほどおもしろい」と題して自然観察会・獣害対策講座を開いた。

同校の生活科学習の一環。同対策室の上野篤史主査が講師を務め、陰涼寺山の木々の葉の特徴や、実のなる木などを説明した。

上野主査は「アオギリの小さな実は昔、煎じてお腹の薬として服用していた」とし、「フウの木の実はトゲがある。知っていましたか」と問いかけた。また、獣害対策について「サルを見かけたら脅かしたりして刺激を与えないこと。近づかず、遠ざかること」と促した。

田上司君(7つ)は「この山で友達と遊んだりしている。いろんな話が聞けて楽しかった」と話していた。