病床使用率の発表取りやめへ、確保病床の大幅減で三重県 新型コロナ

三重県は27日、新型コロナウイルスの感染状況に関する1週間ごとの公表を来月から改めると発表した。病床確保に関する国の新たな方針を踏まえた対応。確保病床数や病床使用率などの公表を取りやめる。

県によると、これまで発表した項目のうち、確保病床数や使用病床数、病床使用率を、10月3日付発表分からは記載しない。代わりに確保病床と一般の病床を合わせた入院患者数を「在院者数」として公表する。

補助金の支出対象となる「確保病床」を大幅に減らし、一般の病床で患者を受け入れることを原則とする国の方針を踏まえた対応。10月1日からは新たな病床確保計画を運用し、確保病床を30床に減らす。

新たな病床確保計画を適用することで、実態と数値が大幅に異なることから病床使用率や使用病床の発表を取りやめることにしたという。1医療機関あたりの平均感染者数や重症者数などは従来通り公表する。