三重で「極上の休息を」 都内に観光広告 来月3日から、知事定例会見

【定例記者会見で、都内に掲出する広告を発表する一見知事=県庁で】

一見勝之知事は27日の定例記者会見で、観光での来県を呼びかける広告を都内の主要駅に掲出すると発表した。昨年度に続いて2回目の実施。JR東京駅などで10月3日から来年3月末まで掲出する。

県によると、広告を掲出するのは、JRの東京駅と新宿駅、東京メトロの大手町駅と日本橋駅。ホームや通路などの壁に看板を掲げる。制作費を含む広告費の総額は4千万円で、昨年度より2千万円増えた。

広告には、伊勢神宮(伊勢市)や横山展望台(志摩市)から望む英虞湾の風景を掲載。「極上の休息を。三重県」とのキャッチコピーもあしらった。12月中にも、掲載する写真を差し替える予定。

一見知事は「首都圏から県内を訪れる観光客は少なく、観光消費額の多い首都圏から県に来てもらえるようにしたい」と広告の狙いを強調。「三重は癒やしの場所であることをアピールしたい」と述べた。

一方、昨年度の広告による効果は「見た人に占める三重に来たいと答えた人の割合は分かったが、実際に来たかどうかは検証していない」と説明。今回の効果は「もう少し踏み込んで検証したい」と述べた。