児童ら道路工事見学 亀山の「四日市関線」 川の付け替え

【工事現場を見学する児童ら=亀山市関町鷲山地内で】

【亀山】三重の県鈴鹿建設事務所(宮口友成所長)と県建設業協会亀山支部(堀田誠支部長)は25日、市立関小学校4年生計36人を対象に、同市関町鷲山地内でことし3月から着工している「四日市関線道路改良工事」に伴う、石場川の付け替え工事の現場見学会を実施した。

見学会は、児童らが総合学習の授業で学ぶ、災害や防災などについて工事現場に出向き、実際に目で見て理解するのが狙い。

一方、同事務所と同亀山支部は、児童らが公共工事の施工を担う建設業の役割を学び、建設業に興味を持ってもらうのが目的。

この日は、川の工事の進捗(しんちょく)状況の見学や野外型高精度拡張現実ARシステムを活用したサイドビジョンで完成予想図を見たり、ユンボやブルドーザーなど大型建設重機の運転席に座るなどの体験もした。

加藤簾君(10)は「間近で工事現場が見れて、大変な工事だと感じた。ブルドーザーにも乗れて楽しかった」と話した、同小学校の草川裕美子校長は「子どもたちにとって貴重な経験ができ、感謝しています」と見守っていた。