健康づくりと災害対応で協定 玉城町と中北薬品

【協定を締結した辻村町長(右)と山本常務取締役=玉城町役場で】

【度会郡】三重県玉城町は22日、医薬品の製造や卸売などを手がける「中北薬品」(名古屋市中区)と、「地域の健康づくりおよび大規模災害対応に向けた相互連携に関する協定」を締結した。

同社は地域に密着した「まちづくり活動」に取り組んでいて、同町とも協働で栄養セミナーの開催やイベントでのブース出展など健康づくりの取り組みを実施してきたが、さらなる連携強化を図るため、協定を結んだ。

今後は協定に基づき、健康づくりの取り組みを充実させるほか、災害時は町が要望した生活物資を円滑に供給する。食育活動や高齢者支援、感染症予防活動でも連携、協力していく。

町役場で調印式があり、辻村修一町長と山本哲也常務取締役が協定書を交わした。

辻村町長は「地域に密着し、人々の健康を支えている企業と協定を結ばせてもらい、うれしく思う」、山本常務取締役は「我々の責務の重さに身が引き締まる思い。地域の方々が健康で安心して暮らせるまちづくりの実現に向けて取り組みを進めていきたい」と話した。