![web15◎P説・みえの働くサスティナラボ1](https://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/e434ee492a433e0907e079cb6181258e.jpg)
三重県と女性の大活躍推進三重県会議は21日、津市栄町1丁目の県勤労者福祉会館で、働く女性が地域の課題解決について考えるワークショップ「みえ働くサスティナラボ」を開いた。サテライト会場の県尾鷲庁舎と合わせ、県内の企業や団体で働く中堅・若手従業員計15社から27人が参加した。
「みえ働くサスティナラボ」はジェンダーギャップ解消に向けて、課題の解決策を検討・提案し、異業種で働く参加者同士の交流を通じて、視野を広げ、課題の解決策向上を図ることが目的。
セミナーは、県の委託を受けた「タスクールPlus」社が運営。「働く女性が考えるみえのミライ」をテーマに、参加者が働く女性の目線で働きやすさや暮らしやすさをグループワークや意見交換を通じて考え、意見を集約し県や企業に提案する。
参加者らはこの日を初回に年内計3回のグループワークを実施。ワークショップで出されたアイディアをまとめ、来年1月末の成果発表会で、県や企業へ提言を行う。
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この日は、国立女性教育会館の萩原なつ子理事長が「日本のジェンダーギャップの現状と先進事例の取り組みについて」と題して講演。
萩原さんはジェンダーギャップ解消のためには「現行システムや意識を変えるという意志と実行力が必要」と話し、先進事例として若い女性の声を政策に反映し、20歳―34歳女性の人口増加につなげた東京都豊島区の事例などを紹介した。
講演終了後のグループワークでは「住み続けたくなる三重県」をテーマに、参加者は模造紙に付箋を貼りながら意見交換。一見勝之知事も参加し、各グループを回りながら参加者の意見に耳を傾けた。
グループワークを終え、一見知事は「意外に交通機関を便利にしてほしいという声が多かった。県でも本年度担当課を作った。すぐには良くならないが、少しずつ良くなっている」と感想を述べた。