祖父母へ孫から感謝の館内放送 津松菱で敬老の日イベント

【マイクを通して祖母への感謝を伝える児童=津市東丸之内の松菱で】

【津】いつも遊んでくれてありがとう―。祖父母への感謝を館内放送で伝える催しが敬老の日の18日、三重県津市東丸之内の松菱であった。事前に申し込んだ市内の5―11歳の男女児5人が、それぞれにメッセージを読み上げた。

五年ほど前から記念日に実施する人気の催し。子どもたちは同店の放送室で緊張気味にマイクに向かい「ばっちゃん、浴衣作ってくれてありがとう」「おじいちゃんとおばあちゃん、大好き」などと祖父母へのメッセージを読み上げた。

参加者の中には、事前に放送を知らせず祖父母を驚かせた家族も。亀山市の加瀬谷柑奈さん(10)柚芭さん(6つ)姉妹の感謝の言葉をサプライズで聞いた祖母の伊藤はつみさん(81)=津市=は「まさかこんなことやってもらえるとは。涙が出てくる」と喜んだ。

鈴鹿市の越山美枝子さん(70)は近くに住む孫の松浦凜夏さん(8つ)の「いつも優しいところが好き」の言葉に「感動しました。言葉にして伝えられるとじーんとくる」と感想を話した。