皇學館と四日市が先勝 三重学生野球

【鈴鹿大―皇學館大 七回裏2死、サヨナラコールドを決める右越えソロ本塁打を放つ皇學館大4番村田=安濃球場で】

(第2週・津市安濃球場)
三重学生野球リーグの秋季リーグ戦(伊勢新聞社後援)は第2週第1日の16日、皇學館大―鈴鹿大、四日市大―三重大の各1回戦があり、開幕から連勝を続ける皇學館大と四日市大がともに先勝した。

皇學館大は鈴鹿大に8―1の七回コールド勝ち。1点を追う三回1死一、二塁、3番井田翔斗(4年・津商)の2点適時三塁打で逆転すると7番大川陸(4年・飯山)の3点本塁打などでこの回一挙6得点。五回にも1点加え、七回には4番村田怜音(4年・相可)がサヨナラコールドを決めるソロ本塁打を放った。

【三重大―四日市大 五回先頭で右越え本塁打を放った四日市大1番加藤粛が生還。四日市大が1点勝ち越し=安濃球場で】

四日市大は長打攻勢で三重大を4―3で退けた。1―1で迎えた五回、1番加藤粛斗(3年・磐田東)のソロ本塁打などで勝ち越すと、六回にも7番鍛治園健人(3年・愛知啓成)のソロ本塁打でリードを広げた。投げては間瀬倫太郎(2年・海星)、飯田幸大(4年・酒田南)の継投で三重大の終盤の追い上げを振り切った。

村田、サヨナラ場外弾 公式戦20本目、皇學館コールド勝ち

○…鈴鹿大を8―1の七回コールドで退けた皇学館大で4番の村田が七回、コールド試合を成立させるソロ本塁打を放った。皇學館大初のNPB選手を目標に掲げる右の強打者。2死から打席に入り「ここで一発打つだけ」と鈴鹿3番手原の2球目を右翼場外に運び、4月29日の春季リーグ戦以来となる公式戦通算20本塁打をマークした。

○…この日は大学入学後、公式戦で初めて右翼で先発出場。1年の秋から一塁が定位置だが、プロ入りを見据えて複数ポジションでの守備練習を続けている。三、五回にはそれぞれ二盗を成功させるなど守備や走塁でも存在感を発揮したスラッガーは「もっともっと高みを目指したい」と意欲的だった。