加太小で和太鼓の音色や体験楽しむ 亀山

【和太鼓をたたく凛さん=亀山市加太板屋の市立加太小学校で】

【亀山】三重県の亀山市文化会館(野間秀一館長)は15日、同市加太板屋の市立加太小学校(武内早奈美校長)で、「和太鼓ふれあいコンサート」を開いた。

同コンサートは、プロの音楽家が地域に出向く、同館の「アウトリーチ事業」の一環で、生演奏の音楽に触れ楽しんでもらうのが目的。今月7日から15日までの期間、市内4小学校と中学1校で開催した。

この日の加太小では、全校児童32人と加太保育園の園児12人の前で、鈴鹿市出身の和太鼓奏者、凛さんと県内を中心に活動しているフルート奏者、中野恭子さんが凜さん作曲「彩の風」と「恋唄」の2曲を披露した。

また、児童らは凛さんの指導で、バチを手に持ち和太鼓をたたく体験を楽しんだ。

凛さんは「日本の伝統楽器『和太鼓』の音色や、たたく楽しさを感じてもらった」と話した。

武内校長は「学校にも和太鼓はあるが、運動会で少したたく程度。この機会に和太鼓に興味を持つ児童らが増えるのでは」と見守っていた。