国際音楽コン・ファイナルへ 伊勢の吉田君フルートで出場 三重

【鈴木市長にフルートの演奏を披露する吉田君(右)=伊勢市役所で】

【伊勢】大阪市で30日から開かれる「大阪国際音楽コンクール・ファイナル」ユース部門(小学高学年)にフルートで出場する伊勢市の宮山小学校4年吉田裕軌音(ゆきと)君(9つ)がこのほど、伊勢市役所で鈴木市長に澄んだ音色を披露した。

吉田君は、ピアノ講師の母・裕子さんの影響で小学1年からフルートを始めた。裕子さんが学生時代に使っていたフルートで練習し、音が出るようになるまで1年ほどかかったという。そこから、めきめきと上達。現在は週に一度、鈴鹿市の指導者にレッスンを受け、自宅でも毎日3、4時間練習する。

7月に予選を兼ねた愛知地区本戦でトップの金賞を受賞し、国内外の奏者が出場するファイナルに出場が決まった。しなやかで、のびやかな音色が評価されたという。

ファイナルの舞台で、吉田君は裕子さんのピアノ伴奏で演奏する。「間違えずに演奏して1位の金賞になりたい。金賞を獲って、ニューヨークのカーネギーホールで演奏してみたい」と話した。