亀山で骨董フェア始まる 県内外から30ブース 大正の伊勢型紙や昭和のブリキおもちゃ

【大正時代の伊勢型紙に見入る来場者らら=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】三重県亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで9日、「第7回三重アンティークフェア」が始まった。訪れた人らは、骨董品(こっとうひん)を手に取り眺めたり、お気に入りの品物を見定めていた。10日まで。午前9時半―午後4時。

同フェアは、同市関町新所の関宿街道沿いの「関宿夢二館」と、津市観音寺町で「露地裏」を営む中西厚さんが主催。

会場には、三重、愛知、滋賀などの各県や大阪、京都府などの骨董商が30ブースに分れて出店。竹久夢二の版画や大正時代の伊勢型紙、昭和レトロなブリキのおもちゃのほか、ガラス細工の西洋アンティーク、皿やつぼなどが並ぶ。また、訪れた人が持ちこんだ骨董品の査定もした。

鈴鹿市内から妻と訪れた、小島義之さん(57)は「ブリキで作られた車を目当てにきましたが、結構高価で購入するか悩んでいます」とし、「妻は焼き物の皿と古着物のブースに行き、別行動しています」と笑顔で話した。

中西さんは「10日も開催しているので、足を運んでいただき、目当ての品物を探して」と呼びかけていた。