地域活性や教育、就職支援 伊勢市と鳥羽商船高専が包括連携

【協定書を交わした鈴木市長と和泉校長(右)=伊勢市役所で】

【伊勢】伊勢市と鳥羽商船高専(鳥羽市)は7日、産業や教育分野における地域活性と人材育成を目的とした包括連携協定を結んだ。

協定は、地域の産業振興や教育の充実、学生の就職支援など5項目で連携するとした。具体的には、市の教職員が高専の授業を参観しICT(情報通信技術)ツールの活用を学ぶほか、小中学校での出前授業の実施、AIやICTを活用した農水産業の課題解決に向けた研究などで協力する計画。

市役所で締結式があり、鈴木健一市長と和泉充校長が協定書を交わした。鈴木市長は「人材育成がさらに活発になることを期待する」とあいさつした。和泉校長は「学生、産業界、行政など連携の輪を広げ、持続的な社会の創成、新しい地域づくりに尽力したい。農業、産業分野の共同研究でも連携を深めていければ」と話した。

同校が県内の市町と包括連携協定を結ぶのは、鳥羽市に続き2例目。