コインランドリーと災害協定 炊き出しセットや発電機提供 亀山の川崎地区まちづくり協

【協定書を持つ原会長(左)と野田マネージャー=亀山市川崎町の川崎地区コミュニティセンターで】

【亀山】防災の日の1日、三重県亀山市川崎地区まちづくり協議会(原重孝会長)は、同地区内に災害対応型のコインランドリー「ブルースカイランドリー」を運営する「ジーアイビー」(名古屋市中区・鈴木衛社長)と、「災害時における防災資機材の提供に関する協定」を締結した。

ブルースカイランドリーは、川崎地区にある亀山市田村町の大型スーパー「ザ・ビッグエクストラ亀山店」の一角にある。協定により、災害発生時には同社が店舗に常備している炊き出しセットや簡易発電機などの資機材などが地域に提供される。

締結式は、同市川崎町の川崎地区コミュニティセンターであり、原会長と、同社店舗マーケティング部の野田孝志マネジャーがそれぞれの協定書に押印した。期間は、同日から2年ごとに更新。

協定書には、災害発生時、自主防災組織に地域支援協力する▽同社が所有する炊き出しセットの貸出しや簡易発電機などの資機材の提供▽双方の連絡先一覧表の作成―など10項目を記した。

野田マネジャーは「川崎地区でコインランドリーを営業する弊社として、災害時に貢献できれば」、原会長は「まちづくり協議会でも資機材は保管しているが、提供していただくことで、より多くの地域で使用することができる。感謝します」と話した。

同社は今年7月に、別の店舗がある地域の同市東部地区まちづくり協議会とも同様の協定を締結している。