10月7日から「海の祈り」特別展 明和町の斎宮博物館 三重

【斎宮歴史博物館の特別展「海の祈り」のチラシ】

【多気郡】斎宮歴史博物館は10月7日から、明和町竹川の同館特別展示室で特別展「海の祈り―海浜の神社と伊勢神宮―」を開催する。会期は11月26日まで。観覧料は一般500円、大学生400円、高校生以下無料。

世界遺産の福岡県・沖ノ島の祭祀(さいし)遺跡出土品や、鳥羽市・神島の八代(やつしろ)神社に伝わる重要文化財「海獣葡萄(ぶどう)鏡」(奈良時代)、明治時代初めまで続いた伊勢神宮の贄海(にえうみ)神事の資料など35件を展示。鳥羽市の青峯山正福寺奉納「海難絵馬」(大正7年)や海女関係資料を出品する。

展示説明会は10月21日、11月4日のいずれも午後1時半―2時半。

記念講演会を11月11日午後1時半から開く。新田惠三皇學館大学文学部神道学科助手が「伊勢の海と神々の祭り」、塩川哲朗同大研究開発推進センター神道研究所准教授が「伊勢神宮と海の恵み」と題して講演する。参加費無料。募集は9月16日―10月18日。

鳥羽市浦村町の同市立海の博物館との連携講座「海の驚異と海への祈り」(参加費無料)を2回開き、第2回は11月25日午後1時半から、斎宮歴史博物館講堂で平賀大蔵海の博物館館長が「海(漁村)のわざわいと祈り」の演題で話す。募集は10月3―31日。

いずれも申し込みは往復はがきか県ホームページの電子申請で。問い合わせは斎宮歴史博物館=電話0596(52)3800=へ。

連携講座の第1回は10月14日午後1時半から、海の博物館映像ホールで県埋蔵文化財センターの穂積裕昌所長が「神島と海の考古学」の演題。申し込みは9月1日―10月13日、海の博物館=電話0599(32)6006=へ。