平和のシンボル「陽光桜」開発 高岡さん23周忌、10日イベント 玉城町で

【陽光桜を開発した高岡正明さんの23周忌イベントのチラシ】

【度会郡】玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で十日午後2時から、愛媛県出身で平和のシンボル「陽光桜」を開発した高岡正明さんの23周忌イベントが開かれる。定員は30人。参加費2千円。

カフェオーナーで草木染作家の高野葉さんは、高岡さんが自ら送り出した教え子たちが戦死したことを悔い、追悼のために教え子が散っていった全ての地に咲く桜を作ろうと、30年の歳月をかけて陽光桜を開発したことに感動し、作品展などを通じて高岡さんの思いを伝えている。

当日は、陽光桜開発までをつづった絵本「桜物語」を高野さんが朗読。箏奏者の久保泉さんと弟子の大橋晶さんのコンサートもある。陽光桜の歌を作るなど高野さんの活動に協力した、シンガー&ボイスアーティストの故おおたか静流さんの追悼も一緒に行う。

高野さんは「高岡さんの命日に絵本を朗読して桜に込められた平和への思いを紹介するので、ぜひ参加してください」と話した。

問い合わせは同かふぇ=電話0596(58)5725=へ。