5類移行後で感染最多 三重県内の新型コロナ

三重県は29日、新型コロナウイルス感染状況を公表した。先週(21―27日)の感染者は1医療機関当たり平均20・27人で、前週の1・12倍。2週連続で増加し、5類移行後では最多となった。

県によると、保健所管内別の1医療機関当たり感染者数は、桑名43・3人▽四日市15人▽鈴鹿22・11人▽津14・91人▽松阪15・88人▽伊勢13人▽伊賀18・13人▽尾鷲27・5人▽熊野9人―となった。

29日現在の病床使用率は33・5%で、前週の同じ曜日と比べて1・6ポイント上昇。確保病床は18床増やし、588床とした。入院中の感染者は15人増の197人で、うち3人が重症となっている。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは感染者の増加について「盆休み中の人流が影響したと考えられるが、急激な増加ではない」と説明。「ピークを過ぎたかどうかは現時点では分からない」としている。