移動店舗車「地域のつばさ号」お披露目 松阪で三十三銀行

【三十三銀行移動店舗車「地域のつばさ号」=松阪市京町の同行松阪本店営業部で】

【松阪】三十三銀行(三重県四日市市西新地、渡辺三憲頭取)は28日、松阪市京町の同行松阪本店営業部で移動店舗車「地域のつばさ号」をお披露目した。鈴鹿、伊賀、名張の3市で営業し、9月4日から順次開始する。

店舗統合後の店舗跡地周辺などを回り、金融サービスを提供する。移動店舗車は東日本大震災後に登場し、近隣では大垣共立、滋賀、京都の各銀行が運用している。県内では初めて。

移動店舗車はトラックにATM(現金自動預払機)1台を載せ、運転手以外に職員2人が乗り窓口機能を果たす。

発電機があり、災害発生時には外部へ電源供給できる。松阪市中央町の同行松阪事務センターを拠点に運行する。

営業は9月4日からF☆マート鈴鹿インター店(鈴鹿市伊船町)で月曜。同5日から伊賀市島ヶ原支所(同市島ヶ原)で火曜。同14日から名張市赤目市民センター(同市赤目町丈六)で木曜。

営業企画部の担当者は「週1回でもありがたいとの声をすでに聞いている。最低限のサービスを維持していきたい」と話していた。