観光客らに防犯啓発 伊勢の自主防犯団体 外宮参道で

【観光客にチラシと啓発品を手渡し、防犯を呼び掛ける参加者(左)ら=伊勢市の外宮参道で】

【伊勢】観光客や市民らに防犯意識を高めてもらおうと、伊勢市自主防犯団体連絡会は26日、伊勢市駅から伊勢神宮外宮を結ぶ外宮参道で啓発活動を実施した。

同連絡会の役員や市職員、伊勢署員、伊勢度会地区生活安全協会員ら12人が参加。以前から、伊勢神宮内宮近くのおはらい町などで同活動を行っているが、今回は初めて外宮参道で啓発に取り組んだ。

参加者らは徒歩で移動しながら、観光客らにチラシと啓発品を手渡し、スリや置引、車上狙い、全国的に増加している特殊詐欺被害への注意を呼びかけた。

同連絡会の稲葉洋二会長(71)は「観光客の皆さんに気持ちよく帰ってもらうために、自主防犯団体や警察、市役所などが合同で啓発していくことが重要。特殊詐欺についても注意を呼びかけ、被害を減らしたい」と話していた。