小中学生、まちづくりで提案 鈴鹿市子ども会議 三重

【市のまちづくりについて意見を述べる子ども会議委員=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は26日、同市役所で同市子ども会議を開き、市内小中学校20校の同会議委員20人が、市のまちづくりに関する夢や希望、アイデアなどの意見を末松則子市長らの前で発表した。

子どもの健全育成推進に向けた取り組みの一環として、ことしで6回目。市内の公立小中学校計40校のうち、小学校15校の6年生15人、中学校5校の2、3年生5人が参加。残りの学校は来年参加する。

各校代表として選ばれた20人は、5月に市から同会議委員の任命を受け、意見発表の準備を進めてきたという。

委員らは交通安全や防災、地域活性化などをテーマに、1人3分で意見を発表。一ノ宮小6年の木村玲美さんは「市の自転車事故数を減らしたい。ヘルメットの着用率を上げるために、市が補助金を出す仕組みを作ってはどうか」と提案。末松市長は「来年度の予算で実現できるよう取り組みを進めたい」と答えた。

最後に委員代表の佐野杜音さん(15)=同市鼓ケ浦中3年=は「今日出された意見が、よりよい未来の鈴鹿市につながることを信じている」とあいさつした。