女子やり投げで曽野(三重・松阪商高3)がV 日韓中ジュニア陸上

【日・韓・中ジュニア陸上競技女子やり投げを制した曽野雅(松阪商高)】

コロナ禍で4年ぶりの開催となる、陸上競技の日・韓・中ジュニア交流競技会は25日、和歌山市の紀三井寺公園競技場で開幕。女子やり投げは、8月の全国高校総体(インターハイ)優勝の松阪商高3年、曽野雅が、自己ベスト記録を更新する51メートル57で制した。競技は27日にも行われる。

今年のインターハイを48メートル43で制した曽野のほか、中国代表の2選手、韓国代表1選手に和歌山県代表1選手の計5人がそれぞれ6度の試技を行い、一番良い記録で順位を争った。

曽野は5回目の試技を終えた時点のこの日のベスト記録が45メートル17で、全体の3位につけていたが、最終6投目で参加5選手中唯一51メートル台の記録を出してトップに立ち、自身初の国際大会で1位に輝いた。

陸上競技の日本代表男女22人はインターハイの上位選手を中心に選出。女子1500メートル代表にはインターハイ3位の津山高(岡山)1年、ドルーリー朱瑛里が選ばれている。

曽野雅の話 (5投目まで)考えすぎていたが(6投目で)力まず投げることができた。初めての大会で自己ベスト記録が出せたことは良かったが試合の展開が良くなかったので素直に喜べない。もう1日あるので入りからやり直してまた自己ベストを更新したい。

日・韓・中ジュニア交流競技会 東アジア諸国との青少年スポーツ交流の促進と競技力向上を目指して1993年から原則年1回、日本・韓国・中国の持ち回りで開催。31回目の今年は8月23―29日まで和歌山県内で陸上など11競技を実施する。247人の日本選手団のうち三重県内の高校からは、テニスで本山知苑(四日市工)林妃鞠(四日市商)、ハンドボールで上村花瑠(四日市商)矢田莉菜(同)森田理世(同)の各選手も選ばれている。