小中学生が過去最少 こども園児は最多 三重県の学校基本調査結果

三重県は23日、本年度の学校基本調査結果(速報)を公表した。小学生と中学生は、昭和23年度の調査開始以降で過去最少を更新。幼稚園児は11年連続で減少した一方、幼保連携型認定こども園の園児は平成27年度の調査開始から9年連続で増加している。

調査結果によると、小学生は前年度比1913人減の8万6500人。昭和58年度から41年連続で減少している。中学生は515人減の4万6472人。2年連続の減少となった。

幼稚園児は855人減の1万149人。公立の7園が廃園し、園の数は150となった。幼保連携型認定こども園の園児は748人増の9965人で過去最多。園の数も7増の75となった。

このほか、特別支援学校の在学者は40人増の2001人で過去最多。義務教育学校は20人減の236人で過去最少。高校生(全日・定時制)は761人減の4万2567人で、9年連続の減少となった。

小学校の教員は29人減の6743人で、教員1人当たりの児童数は0・3人減の12・8人。中学校の教員は6人増の3775人で1人当たりの生徒数は0・2人減の12・3人となった。

県によると、学校基本調査は文部科学省が実施。毎年5月1日時点の児童生徒数や学校数、教員数などを集計し、公表している。卒業者数や進学者数、就職者数を含めた確報は12月に公表する。