感染者数、3週間ぶりに増加 新型コロナ三重の状況、病床使用率は低下

三重県は22日、県内の新型コロナウイルス感染状況を公表した。先週(14―20日)に報告された感染者数は1医療機関当たり平均18・06人で、前週の1・11倍。3週間ぶりに増加した。

県によると、保健所管内別の1医療機関当たり感染者数は、桑名46・2人▽四日市12・2人▽鈴鹿18・38人▽津15・45人▽松阪6・13人▽伊勢13・27人▽伊賀15・13人▽尾鷲8・5人▽熊野15人―となった。

22日現在の病床使用率は31・9%で、前週の同じ曜日と比べて2・8ポイント低下した。確保病床は49床増やし、570床とした。入院中の感染者は一人増の182人、重症者はいない。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは感染者数が増加に転じた理由について「盆休みで人流が増えたことなどが原因とみられる」と説明。「大きくは増えていないが、高止まりの感がある」としている。

また、県は15日に発表した前週(7―13日)の感染者数について、1医療機関当たり平均で「16・73人」としていたところを「16・2人」に修正した。一部の医療機関で報告が遅れていたという。