曽野さん(松阪商)やり投げ日本一 インターハイ、伊勢市長に報告 三重

【鈴木市長(左端)に優勝報告した曽野さん(中央)=伊勢市役所で】

【伊勢】札幌市で今月開催された全国高校総体(インターハイ)陸上女子やり投げで優勝した松阪商業高3年曽野雅さん(18)=三重県伊勢市上地町=が17日、地元の伊勢市役所で鈴木健一市長に報告した。

曽野さんは、小学2年から始めた野球で内野手や捕手として活動し、小学5年の時、陸上のクラブチームで投てき種目を始めた。小俣中学で陸上部に入部し、投てきで全国5位に。高校でやり投げを始め、昨年高校2年で出場したインターハイでは4位だった。今回は膝にけがを抱えての出場だったが、48メートル43センチの記録で優勝を果たした。

市役所で鈴木市長を訪問した曽野さんは「けがが不安だったが、集中した。ずっと目指してきたインターハイ。日本一を取る強い気持ちで練習してきた。支えてくれた周囲の人に感謝したい」と話した。

曽野さんは、和歌山市で今月開催される日・韓・中ジュニア交流競技会に出場する日本代表の1人に選ばれ、秋の国体にも出場を予定する。「国体でも優勝したい。進学し大学でも日本一を目指したい」と意欲を語った。