志水さんの活動紹介 菰野ピアノ歴史館で20日催し 郷土作家研究家

【郷土作家研究家の志水さん=四日市市内で】

【三重郡】郷土作家研究家として活躍する三重県四日市市江村町の志水雅明さん(73)。歌や朗読を通して、志水さんの活動の足跡を垣間見ることができる催し「光さす郷土(ふるさと)”まほろば“への誘(いざな)い」が20日午後1時半から、菰野町菰野の「菰野ピアノ歴史館」である。

催しは、志水さんと一緒に文学を親しむ人たちでつくる実行委員会が主催。初めに歌の披露があり、中学校教員の上杉伊都子さん(62)=四日市市浮橋=のピアノ伴奏に乗せて、桑名市の声楽家、東川恭子さん(66)が、志水さんが作詞を手がけた「生きる喜び、歌う喜び」「桑名市立光陵中学校校歌」「愛郷歌」の3曲を歌う。

続いて志水さんが、創作への思いを語る。最後に志水さんの著書「みんなの民話 片目の龍と清太の村」の中から、四日市市県地区にまつわる伝説や話「白狐(びゃっこ)の願い」と「雲を呼び、水を呼ぶ龍」を同市出身の東川さんが、四日市の方言で朗読する。約1時間を予定していて無料だが、入館料500円(高校生以下は400円)が必要。

志水さんは元市職員。20代の頃から、郷土の歴史や文学者などの調査、研究に力を注いできた。著書は多数あり、本紙日曜版に、平成13年1月から約10年にわたって連載企画「街道の文学探訪」を執筆し、掲載された記事をまとめて本にした「発掘 街道の文学」全3集を伊勢新聞社から出版している。

問い合わせは、上杉さん=電話090(3856)2437=へ。