亀山市6億9426万円の黒字 昨年度一般会計決算

【定例記者会見に臨む櫻井市長=亀山市役所で】

【亀山】三重県亀山市の櫻井義之市長は18日の定例記者会見で、歳入総額247億7643万4千円の令和4年度一般会計決算を、25日開会する9月定例議会に上程すると発表した。

同決算は実質収支6億9426万2千円の黒字となり、経常収支比率はは目標値の85%を若干上回る85・2%。また、公社債負担比率は12・2%で警戒ラインの15%を下回った。

市税収入は前年度比1・5%増の101億4385万2千円となったものの、地方特例交付金や国庫支出金などが減額となり、財政調整基金残高は、約2億3800万円取り崩し、約21億3900万円となった。

同決算について櫻井市長は「おおむね財政の健全化を図ることができた」とし、「社会保障制度に係る扶助費や人件費は年々増加傾向にあり、将来の投資に耐えられる財政力を備えるべく、行財政改革大綱を着実に具現化することに努める」と話した。