26万円詐欺被害 津の90代女性 カードだまし取られ

【津】三重県警津署は14日、津市内の90代女性がキャッシュカード1枚をだまし取られ、カードを使って現金26万4千円を引き出される被害に遭ったと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、9日午前10時ごろ、女性宅の固定電話に市役所職員を名乗る男から電話があり「返還するお金があります。今日が期限で、口座に振り込みます」などと言われ、女性は自身が使用する金融機関を男に伝えた。

その後、女性が伝えた金融機関の職員を名乗る女から電話があり、「キャッシュカードが古いので交換する。手続きに必要なので暗証番号を教えてほしい」と言われ、暗証番号を伝えた。女から「うちの若い子が近くを回っている」などと言われ、女性宅を訪れた男にキャッシュカード1枚を手渡した。

不安に思った女性が10日に市内の金融機関を訪れ、職員から詐欺ではないかと指摘を受けたため、同署を訪れたことで発覚。市内のコンビニのATM(現金自動預払機)から、2回にわけて計26万4千円が引き出されていた。