245万円引き出される被害 桑名の70代女性 通帳とカードだまし取られ

【桑名】三重県警桑名署は14日、桑名市内の70代女性が通帳2通とキャッシュカード2枚をだまし取られ、現金約245万円を引き出される被害に遭ったと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、先月26日ごろ、女性宅に電力会社職員を装った男から「未納料金がある」と電話があった。さらに警察官や検察官を名乗る男から、電話で「あなたの口座が犯罪に利用されている」などと言われ、毎日電話連絡するよう指示された。

女性は28日に検察官を名乗る男から「あなたの口座が麻薬取引に使われている。通帳とキャッシュカードを預かりたい」と言われ、通帳2通とキャッシュカード2枚を男の指示通りに封筒に入れて自宅の郵便受けに置き、だまし取られた。

女性は28日以降も男らと連絡をしていた。今月10日に男らとの連絡が途絶えたことから不安に思い、同署を訪れ、発覚した。女性の口座からは現金約245万円が引き出されていた。