おむつ替え、授乳できる施設の情報募集 松阪市、10月から「赤ちゃんの駅」情報提供サービス

【「赤ちゃんの駅」の目印を掲げる竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市は10月2日から、おむつ替えや授乳ができる市内施設の情報提供サービス「赤ちゃんの駅」を始める。子育て世代が気軽に外出できる環境をつくる狙い。同駅登録施設の募集をこのほど始めた。締め切りは9月26日。

同駅はおむつ替えや授乳などができる民間・公共施設をウェブ上の地図や一覧で表示する仕組み。県内では桑名市が実施している。

登録施設は店舗や病院、オフィスを想定している。おむつ替えか授乳ができる場所を備えていることが登録の条件。赤ちゃんとチューリップを組み合わせてデザインした同駅の目印を施設に張り出し、図中で授乳やおむつ替えができるかどうかを示す。

公共施設は約30カ所を載せ、民間施設と合わせて60―70カ所に上ると見込んでいる。グーグルマップや市のホームページで公表する。ミルクのお湯や子連れで入れるトイレなどの用意があれば併せて紹介する。

竹上真人市長は「公約で掲げた『子育て一番宣言』の一環。お出かけしやすくなる」と期待した。

公開後も随時登録を募集し、追加していく。問い合わせは同市こども未来課=電話0598(53)4678=へ。