子どもら「糸版画」に挑戦 亀山で夏休み工作教室 三重

【糸版画を作る児童ら=亀山市東御幸町の市立亀山児童センターで】

【亀山】三重県亀山市東御幸町の市立亀山児童センター(伊達弘センター長)は10日、同所で児童を対象に「夏休み工作教室」を開き、小学1―5年生男女計28人が「糸版画づくり」を楽しんだ。県立みえこどもの城事業部(松阪市)が協力した。

同教室は、夏休み期間中の児童らに、工作を作る楽しさと出来上がった作品で遊ぶ楽しさを感じてもらおうと17年前から毎年、開催している。

この日は、同事業部の野垣内宗主任ら2人が指導。段ボールを折り畳んだ台の一面に両面テープを貼り、その上に糸で模様の絵柄を貼り付け、赤や青、黄色などの事務用スタンプでインクを付けて、画用紙に押し当てて「糸版画」の模様を楽しんだ、また、自分の名前を糸で作り、落款(らっかん)にした。

市立亀山東小4年生の豊田明里さん(9つ)は「一つはくねくね模様を、もう一つはハートにした。簡単に作れて楽しかった」、野垣内主任は「一つの糸版画をいくつも押して花の形にしたり、色を替えて押すのも楽しいですよ」と話していた。