皇學館大は2勝1敗 社会人野球JABA高山大会

【東海大静岡キャンパス―皇學館大 八回裏2死三塁で皇學館大の岡田主将がリードを2点に広げる右前適時打=サン・スポーツランドふるかわで】

社会人野球の第37回JABA高山市長旗・飛騨市長杯争奪高山大会(日本野球東海地区連盟主催)は10日、岐阜県高山市の中山公園野球場などで予選リーグ最終節4試合があった。本県から出場の皇學館大は東海大静岡キャンパスを3―1で退けて通算成績2勝1敗のBグループ2位で全日程を終えた。

通算成績3勝0敗でBグループ1位のトヨタ自動車(愛知)が11日、Aグループ1位の東邦ガス(愛知)と決勝を戦う。

皇學館大は1点ビハインドの六回、5番濵野廉太(2年・三重)の右越えソロ本塁打で同点、七回9番小林亮太(3年・清水桜が丘)の適時二塁打で勝ち越しに成功。

八回から救援登板し、八、九回を無安打無失点で締めくくった田中颯真(3年・津東)ら4投手の継投で東海大静岡キャンパスの追撃をかわした。

【東海大静岡キャンパス―皇學館大 八回から継投し無安打無失点で勝利に貢献した皇學館大・田中=サン・スポーツランドふるかわで】

予選リーグ初戦(8日)のロキテクノ富山戦で社会人チームから初勝利を挙げ、同大初の1大会2勝を目指し、5月の東海地区大学野球春季選手権でも対戦した東海大静岡キャンパスと相まみえた。

社会人チームに挑んだ8、9日と先発メンバーを大幅に変えてつかんだ勝利。目標の神宮大会出場に向け必要となるのは総合力とする岡田一晟主将(4年・東邦)は「今日の勝利は大きな収穫」と話した。