キャッシュカードと通帳詐欺被害 松阪の70代女性「電気代」名目で 三重

【松阪】三重県警松阪署は10日、松阪市の70代女性がキャッシュカードと通帳をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表した。

同署によると、7月18日午前10時ごろ、女性方の固定電話に女から電話があり、「電気代が払われていないので2時間後に電気が切れます」と言われ、その後、日本電気協会の職員を名乗る男から電話で「警察と連携して対応している」と言われ、電話を代わった警察官を名乗る男から「逮捕している人物の家宅捜索をしたところ、あなたの通帳が出てきた。詐欺に遭っている可能性がありますが、詐欺グループの可能性もあるので事情聴取します」と言われ、さらに検事を名乗る男から電話で「証拠としてキャッシュカードと通帳を預かります。調査官を派遣するのでキャッシュカードと通帳を封筒に入れて自宅のポストに入れてください」と言われ、指示通りしてだまし取られた。