ジンテックがドローン寄贈 鈴鹿市内小中学校で活用を 三重

【廣田教育長にドローンを披露する神埜社長(左)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】鈴鹿市岡田2丁目の建設業「ジンテック」(神埜佑兵社長)は8日、「市内の子どもたちのために使ってほしい」と、市に教育用の初心者向けドローン500機を寄贈した。市教委は今月中に市内の小学校30校、中学校10校に12機ずつ配布する。

寄贈したドローン「SKYFIGHT―X」は直径約8センチ、重さ約30グラム。カメラ機能はなく、コントローラーを使って機体を操作する練習ができる。同社がリース事業の一環で購入した分が返還され、「子どもたちの教育と成長に貢献することで、技術革新の波に適応できる次世代のリーダーを育成したい」と寄贈を決めた。

同市役所で寄贈式があり、神埜社長(50)が廣田隆延教育長に目録を手渡した。

神埜社長は「子どもたちの実践的な学びを促進するために、いろいろなかたちで活用してもらえれば」とあいさつ。

廣田教育長は「総合や学活、休み時間などで子どもたちが遊び、興味を持つところから始めたい」と感謝した。