【尾鷲】三重県尾鷲市港町の尾鷲魚市場で8日早朝、近海マグロはえ縄漁船からビンチョウマグロやメバチマグロ、キハダマグロなど約12・6トンが水揚げされた。
水揚げしたのは同市の水産加工会社尾鷲物産の第11良栄丸。今年に入って9回目となる。尾鷲から南に約2600キロ離れた中南方漁場を13回操業する航海から戻った。
水揚げされたマグロが市場内に並べられ、競りが行われた。地元と中京圏に出荷され、一部商品はMSC(海洋管理協議会)によって認証を受けた「海のエコラベル」が貼られた製品としてスーパーを中心に販売される。
同社直売店「尾鷲お魚いちばおとと」(同市古野町)では即売会を開き、水揚げしたてのマグロを使った料理を振る舞った。
担当者は「お盆向け商材としての水揚げで、特にビンチョウマグロが大漁だった。新鮮でおいしいマグロをぜひ味わってほしい」と話した。