業務上横領で起訴 宮崎本店の元経理課長、津地検

津地検四日市支部は8日、業務上横領の罪で、宮崎本店元経理課長、乙部泰毅容疑者(55)=四日市市赤堀新町=を起訴した。

起訴状などによると、乙部被告は経理課長として預金口座を管理する中で、平成29年2月10日―11月30日までの間、17回にわたり現金合計約3642万円を同口座から払い戻して着服し、同年8月には従業員を使って払い戻させた現金約164万円を自身の口座に入金して横領したとしている。

同社は江戸時代末期の1846年に四日市市楠町南五味塚に創業し、令和3年9月期の売上高は61億円。キンミヤ焼酎などで知られる老舗酒造会社で、伊勢志摩サミットでは清酒「宮の雪」も振る舞われた。