競りやマグロ解体見学 伊勢、地方卸売市場で親子ら 三重

【マグロの解体を見学する児童ら=伊勢市西豊浜町の伊勢志摩総合地方卸売市場で(同市提供)】

【伊勢】三重県伊勢市西豊浜町の伊勢志摩総合地方卸売市場でこのほど、夏休みに合わせた親子見学会が開かれ、小学生と保護者らが、普段見ることのない市場での体験を楽しんだ。

全国から食材が集まる市場の役割と、そこで働く人の仕事を知ってもらおうと、例年開催。コロナ禍で中止していたが、4年ぶりに実施され、市内近郊の児童と家族ら63人が参加した。

午前6時半過ぎ、参加者らは、青果の競りで、さまざまな野菜や果物が次々と競り落とされる様子を見学。水産部門では、大きなマグロの解体を見守り、手際よくさばかれた新鮮な刺身を味わった。零下40度の水産用大型冷凍庫の中も体感した。

参加した市内の二見浦小2年中村侑叶君は「競りが迫力があった」、明倫小5年の木下瑛太君は「マグロの解体が一番楽しかった。お刺身もすごくおいしい。また来たいな」と笑顔で話した。