三重の芸術を盛り上げ きょうから美大生アート展 県立美術館

【作品展への来場を呼びかける中西実行委員長(前列右から3人目)と出品者=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】三重県出身の現役美大生らによる作品展「2023全国美術大学学生アート展」(同展実行委主催)が5―6日、津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで開催される。7大学の美大生と県内の中高生計26人の作品約200点を展示する。入場無料。

伊勢市の明修美術予備校で学び、今春県外の美大に進んだ学生で実行委員会をつくり三重の芸術を盛り上げようと企画。「New Departure~いつでも夢を」をテーマに、趣旨に賛同する大学の仲間らと共に作品を発表する。

絵画、写真、立体造形などさまざまな作品と合わせ、作者の写真と作品に込めた思いをパネルで展示。三重のイメージを書いた紙で作る県地図や「素晴らしい三重」をテーマに公募した紙コップのアート85点もある。

東京造形大1年の中西美羽実行委員長(18)は「三重を出て外から見た新たな気づきを三重の人に伝えたい。三重をアートの街にする第一歩の展覧会」と来場を呼びかけている。