景気DI、2カ月連続で悪化 7月の三重県内、帝国DB発表

帝国データバンク四日市支店は3日、三重県内景気動向調査結果の7月分を発表した。「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を差し引いた県内の景気DIは前月比0・5ポイント減の42・6となった。

支店によると、県内の景気DIが悪化するのは2カ月連続。前年同月比では3・1ポイント改善した。全国順位は前月から一つ下げて35位。東海4県での比較としては、3カ月ぶりに最下位となった。

規模別では、大企業が前月比7・9ポイント増の43・6、中小企業は1・6ポイント減の42・5。2か月ぶりに大企業が中小企業を上回った。業界別では前月と比較可能な8業界のうち、建設などの5業界で改善した。

支店は「観光や物流が活発に動き、経済活動は回復している」としつつ「事業者からは、人手不足や値上げ疲れなどの問題が垣間見える」と指摘。「景気はもつれた展開が続くだろう」としている。

また、同社の津支店は県内で7月中の倒産が12件だったと発表した。前月より1件多く、3カ月連続で増加。前年同期との比較では4件多い。12件の負債総額は7億1400万円だった。