廃棄野菜で作った文房具寄贈 岡三証券グループとフコク生命、三重こどもわかもの育成財団に

【中山理事長(中央)に寄贈品を渡した末野常務(左)と西村支社長(右)】

岡三証券グループとフコク生命は両社の創業100周年を記念し、三重こどもわかもの育成財団に廃棄野菜で作られた文房具を寄贈した。

松阪市立野町のみえこどもの城で贈呈式があり、同証券の末野隆司常務執行役員と同生命三重支社の西村光支社長から同財団の中山恵理子理事長に廃棄野菜で作られたクレヨンとスケッチブックが渡された。

同証券グループは、JA全農みえから提供された県産ねぎ約一トンの端材を使ったねぎ紙のスケッチブック300冊を、同生命は、廃棄される野菜の外葉などを原料にしたクレヨン300セットを寄贈した。

両社はともに親会社が今年100周年を迎えた。100周年にあたり同証券グループは「人生貢献。」を掲げ、子どもたちの健やかな健康を願い貢献できないか検討していた。業務で付き合いのある同生命の廃棄野菜で作った文房具を寄贈する取り組みを知り、共同で文房具を寄贈することになった。

同証券の末野常務は「岡三証券は三重の発祥で、三重県の多くの人に支えてもらった。少しずつでも恩返しをしていきたい」、同生命の西村支社長は「子ども達に夏の思い出など自由に楽しく絵を書いてもらえれば」とそれぞれあいさつ。

同財団の中山理事長は「こどもは表現をすることが楽しくてたまらなくて、紙とクレヨンは最強のアイテム。子供たちの育ちに対しての理解は本当にありがたく心強い」と感謝した。

寄贈されたクレヨンとスケッチブックは10月15日にみえこどもの城で行われる家庭の日特別イベント「よみ、きく、あそぶ」などで活用される。