高校生がスマホ操作手ほどき 伊勢でお年寄り向け教室 三重

【高齢者(右)にスマートフォンの操作を手ほどきする宇治山田商業高生=伊勢市黒瀬町のいせトピアで】

【伊勢】高校生が高齢者にスマートフォンの操作を手ほどきする「スマホ教室」が1日、三重県伊勢市黒瀬町の市生涯学習センターいせトピアで開かれた。

購入したスマホの操作が分からないといった高齢者の声があることから、市が昨年に続いて企画。公募した70―90歳の30人が参加し、講師は、市内の県立宇治山田商業高校の1―3年生20人が務めた。

講座は2部制で、高齢者と高校生がペアになって実施。高齢者らは手持ちのスマホを使って、通信アプリ「LINE」の機能や使い方、QRコードの読み取り方、検索サイトやSNS(交流サイト)の利用方法などを教わり、メモを取ったり質問したり積極的に学んでいた。

スマホを使い始めたばかりという同市船江の藤原由喜子さん(84)は「孫のように優しく丁寧に教えてもらい、よく分かった。とても楽しい時間でした」と笑顔をみせた。対応した同校2年の中西優凪さん(16)は「メモしながら真剣に聞いてくれてよかった。いろんなお話もできて楽しかった」と話していた。