杉谷さんに感謝状 三重県警、サイバー防犯ボランティアで

【大林部長(左)から感謝状を受け取る杉谷さん=津市の県警本部で】

サイバー防犯ボランティアの活動を通じてサイバー犯罪の被害防止などに貢献したとして、三重県警は1日、高田短大非常勤講師でボランティア活動支援室コーディネーターの杉谷哲也さん(80)に感謝状を贈呈した。

杉谷さんは平成27年12月、サイバー防犯ボランティアとして県警から委嘱を受けた同短大でボランティア活動支援室コーディネーターとして学生を中心にサイバー犯罪の現状などを啓発。ビラ配りなどを通じて積極的に学生にサイバーパトロールなど活動への参加を呼びかけたり、高齢者向けスマホ教室などの地域イベントを通じて被害の注意喚起に尽力した。

同短大の退職を機に活動に一端の区切りをつけることから、県警は長年の活動に対する感謝として感謝状を贈呈した。感謝状を贈呈した大林昌弘生活安全部長は「多大なご尽力に非常に感謝している。日進月歩のサイバー犯罪に警察の力だけでは対応できない。今後も引き続き協力をお願いしていきたい」と話した。

杉谷さんは「学生たちが頑張ってくれた一つの評価としてありがたく頂戴したい。活動を通じて学びの機会を与えていただいた。今後も何らかの形で支援は続けていきたい」と話した。