市民ら9人、チェンソーの扱い方学ぶ 亀山市が「森の講座」

【チェンソーを分解して掃除をする受講者(左)=亀山市加太梶ケ坂の亀山森林公園「やまびこ」で】

【亀山】三重県亀山市は29、30日の両日、チェンソーの扱い方を学ぶ「森の講座」を開き、市民ら9人が受講した。講座は、「みえ森と緑の県民税」を活用。認定NPO法人「森林の風」が協力した。

受講者らは29日、同市加太板屋の市林業総合センターで、チェンソーの安全な取り扱い方を学ぶ基礎知識を、30日は加太梶ケ坂の亀山森林公園「やまびこ」でチェンソーを分解し、清掃した後、組立てて実際に丸太を切る実技を体験した。

「森林の風」の瀧口邦夫代表は「分解したチェンソーの中に溜まっている木くずなどは、コンプレッサーで吹くといいが、なければ歯ブラシなどでこまめに取り除くこと」とし、「使用した後は、必ず掃除してすぐに使用できるよう準備しておくことが大切です」と促した。

市地域社会振興会作業員の梅田明さん(66)は「振興会が管理する公園の草刈りなどをしているが、倒木や樹木の伐採作業で、チェンソーを使うこともあるので、学んだことを守り、安全に作業します」と話していた。