児童ら書に親しむ 伊勢で教室、書家・飯田さんと弟子ら指導

【伊勢】三重県伊勢市小木町のイオンタウン伊勢ララパーク内の市社会福祉協議会サテライト「げんここるーむ」で29日、同市の書家で書道教室「祥裕会」を主宰する飯田祥光さんと弟子が講師を務める「夏休み書道教室」があり、市内外の児童ら11人が参加した。

社協が運営するげんここるーむは、社協の関係団体や市ボランティアセンターに登録する団体・個人に活動の場を提供し、さまざまなイベントや福祉体験などを実施。今回は書道の継承に力を入れる飯田さんが、児童らが書に親しむ機会をつくり、弟子の指導力向上につなげようと同教室を開いた。

この日は、飯田さんと弟子の中高大学生七人が児童らを指導。「お手本をよく見て」「筆を立てて書く」などとアドバイスし、一緒に筆を持って筆の運びを教えたり、基本の点画を繰り返し練習したりして夏休みの宿題を仕上げた。

指導者を務めた中京大3年の高阪遥さん(20)は「子どもたちが教えたことを吸収してうまく書けた時はうれしいし、励みになる」、倉田山中3年の森彩葉さん(14)は「自分も練習してもっとうまく教えられるようになりたい」と話した。

明和町から参加した明星小3年の山本明希奈さん(8つ)は「楽しかったし、きれいに書けたのでうれしかった」と喜んでいた。