警部補、酔って少年2人に暴行 三重県警が減給3カ月の懲戒処分

酒に酔って少年2人に暴行してけがを負わせたとして、三重県警は警察署勤務の50代男性警部補を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。処分は7日付。

県警によると、警部補は2月26日、県内の駅改札口付近で酒に酔った状態で2人組の少年に声をかけてトラブルとなり、1人に対して脇腹を蹴って顔を殴る暴行を加えて軽傷を負わせたほか、もう1人には服を引っ張った反動で鼻をけがさせたうえ、自転車の荷台を破損させたという。

少年らが110番して発覚。警部補は知人との懇親会の帰りに電車を乗り過ごして違う駅で道案内を求めて声をかけたといい、「被害者に大変申し訳なく思っている。組織にも大きな迷惑をかけた」と事実を認めて謝罪しているという。

県警警務課の担当者は「県民の信頼を大きく損ねる行為で関係者や県民の皆さまに深くおわびする。全職員に対して厳正な規律の保持について指導徹底して再発防止に努める」と話した。